一般社団法人 明専会

第185回明専塾(ゼネコンの仕事)

2020/01/22 文責者:(株)安藤・間 建設本部 木付 拓磨 氏 (M建H22卒)

                ▲講演会の様子

 

 

1.概要

 建設系明専塾では建設社会工学科の学生を主対象とし、1年に1回の頻度でテーマを決めて、複数の企業や団体に所属する卒業生が講師を務め、講演を行っています。今年度のテーマは「ゼネコンの仕事」になり、ゼネラルコントラクター(ゼネコン:総合建設業)の第一線で働いている4名の卒業生が講師として、建設業の概要や最新のICT技術を導入した施工事例等について熱心な講演を行いました。

 

 

 

2.講演会

講演会には1515から戸畑キャンパス C-1B講義室にて行われ、

学生95名、教職員他4名、企業18名の計117名に参加いただき、

熱心に講演を聞いて頂きました。

 

15:15 – 1520     開会・あいさつ

 

15:20 – 1550     「建設業の概要」

大成建設(株) 九州支店 川内原子力発電所

原子炉安全補助施設 土木工事作業所

課 長  陶山 正治 氏(設建H10卒)

 

15:50 – 1620     「大規模造成の施工管理」

前田建設工業(株)

九州支店 奄美瀬戸内作業所

主 任  松田 直樹 氏(建社H21卒)

 

16:30 – 1700     ICT を導入した3次元施工による高速道路の建設」

(株)安藤・間 建設本部 土木技術統括部

技術第二部 地盤グループ

主 任 木付 拓磨 氏 (M建H22卒)

 

17:00 – 1730     「熊本地震により被災した阿蘇長陽大橋の復興事業」

(株)富士ピー・エス 九州支店

      土木部 設計チーム

副 長  村上 恒平 氏 (建社H17卒)

 

17:30 – 1745     質疑応答・閉会

 

 

 

3.懇親会

懇親会は、1800から鳳龍会館にて行われ、

学生56名、教職員他4名、企業27名の合計87名が参加しました。

 

 

                ▲懇親会の様子

 

4.明専塾を開催しての感想

 講演会では100名近い学生が講師陣の現場経験を踏まえた発表内容について真剣に聞いており、これから就職活動という人生の中で大きなイベントに挑もうとする意気込みをひしひしと感じ取ることができました。また、講演後の質疑応答では、学生ならではの鋭く、際どい質問が飛び交い、講演者も回答に窮する場面がありましたが、在学生とOBならではの関係だからできることであり、非常に有意義な講演会であったと感じました。

 

.在学生へ一言

 ゼネコンの魅力の一つとして、自身が携わったものが唯一無二の構造物として形に残る「ものづくり」の仕事であることが挙げられます。また、ゼネコンの仕事というと、施工管理(現場監督)だと思いがちですが、設計、技術開発、営業、研究などの部門があり、技術系社員の活躍できるフィールドが多種多様です。

今後、就職活動が本格化していく中で、自分自身がどのような仕事に就き、どのようなキャリアを積み重ねていくかを短期間の内に決めなければいけません。その際に、今回の明専塾での講演や懇親会でのOBとの交流がその判断の一助になれば幸いです。九工大生の今後の活躍を期待しています。

 

 

 

6.世話人

大学: 大学院工学研究院 建設社会工学研究系 教授 鬼束 幸樹 氏  他3

OB: 北九州市役所 港湾空港局港湾工事担当部長 木原 義幸 氏  他26

 

 

Page Top