7月9日（土）、七夕会（東京支部化学分会総会）がZoomによるオンラインも併用し明専会東京センター（鳳龍クラブ）で開催されました。

　コロナ渦で前回はリアルでの開催はできませんでしたが、今回は2名のZoom参加者を含む14名が参加しました。リアルで開催できる楽しさと、コロナで習得したオンライン技術、コロナ発生以前・以後両方の良いところを掛け合わせ、前進できた会でした。

　講演会では『数値データで見る 男女共同参画』と題して、内閣府／男女共同参画局で勤務した時の情報をもとに、お話しさせていただく機会をいただきました。
最初に、題目に入っている「男女共同参画」の言葉の意味が単なる男女平等ではなく、男女共同参画基本法に書かれている「男女が、自分の意思であらゆる分野に参画する機会が確保され、いろいろな利益を享受することができ、また、共に責任を担う」からきており、利益だけでなく、責任も共に持つ意味が入っていること、また、この言葉は九州工業大学戸畑キャンパスがある北九州が発祥であることをお話しさせていただきました。それに加え、女性の登用に関してよく聞く「目標30％」が導き出された経緯と日本での登用の現状。意識調査の結果や国際指標などについてもお話しさせていただきました。

　講演後の総会では、今年度の体制の紹介・物故者への黙祷・会計報告などの他、化学分会・東京支部の活動紹介が行われました。今年度は新人歓迎会も兼ねていたため、ご参加いただけた新人の方の自己紹介の時間も取られていました。

　総会後に行われた懇親会では珍しい日本酒も提供されるなど、久しぶりのリアル環境ならではの楽しいコミュニケーションが堪能できました。また、連絡がついていなかった同級生との卒業以来の再会シーンなどもあり、リアル開催のメリットを感じる事ができた会でした。

　最後になりましたが、この場をお借りして本会の開催にあたってご尽力いただいた皆様に感謝申し上げます。