七夕会開催報告（東京支部化学分会）

今回の七夕会は昨年に続き九州工大鳳龍クラブでのリアルとZoom によるWebのハイブリッド開催となりました。参加者は25人（内zoom 5人）となり、少しずつコロナ前に戻ってきたなという印象の会となりました。

　まず初めに、この春に退官された柘植先生の講演会では、九州工大に赴任以来、構造有機化学の研究をされながら学生達と単なる研究者としてではなく多彩な「人生の先輩」として深いコミュニケーションを持たれた先生と学生の31年間のお話をお聞きすることができました。

　例えば、学生達と一緒に九重に登ったお話では、初めは女子学生3人を含む5人での登山が、徐々に参加者が増え研究室メンバー全員で登ったなど、研究室でのお話の間に、シクロファン化合物の合成とその分子認識や錯体化ゲル化剤などのゲル関係の研究の紹介がありました。

　また、飛行機、船や鉄道などで研究発表に行かれた時に、船酔いで学生が悩まされたり、飛行機内でも真面目に学生が発表に関する勉強をしたり・・、などのエピソードもお聞きできました。

　でも、なんと言っても九州工大らしく（？！）、なにかがある都度、飲まれたエピソードなどもあり、九州工大ならではのワクワク感が伝わってきて、自分達の学生時代も頭にフィードバックし懐かしくなりました。

　講演後は、化学分会としてのこの一年の活動や会計報告の後、九州工大鳳龍クラブでのリアル参加者は懇親会も行い、美味しいお酒とお料理をいただきながら、楽しい時間を過ごすことができました。