一般社団法人 明専会

一般社団法人明専会の概要

明専会は大正4年に「明専学士会」との名称で誕生し、昭和4年に「明専会」と名称変更しました。その後、昭和34年には「社団法人 明専会」、平成20年には「一般社団法人 明専会」として認可されました。誕生以来、母校の後援組織として、教育・研究の援助と会員相互の連絡啓発を2本の柱に掲げ、有益な事業を行っております。また、在学生、卒業生、教員の交流の場所として「百周年中村記念館」(大学構内)や「鳳龍クラブ」(東京・新橋)の活用や運営も行っております。
会員(3万8千人以上)は、広く各方面で活躍しておりますが、輝かしい伝統に培われた強い母校愛と同窓の絆で結ばれており、全国でも注目されている後援組織であります。
全国各地に45の支部と16の分会、海外には3つの学友会(北京、タイ、ベトナム)が置かれ、毎年種々の会合が行われ、会員相互の親睦、啓発を行っています。
明専会員のバックボーンは母校創立の理念、すなわち、「技術に堪能なる士君子」たることであります。在学生も準会員として入学時から本会に加入して頂き、本会の一員として、活動して頂いております。在学中から学生生活はもちろん大学院への進学や就職のお世話、さらには就職後の職場の生活などに、多数の会員が支援を惜しまず、協力しております。


「明専会」の主な事業は次の通りです。(R3.4更新)

  1. 明専会・グローバル人材育成支援(学生を海外に派遣しグローバル人材を育成する事業の支援)
  2. 明専会・創造学習支援(人工衛星、学生フォーミュラ、ロボカップ等の創造的人材を育成するための学生プロジェクトの支援)
  3. 大学と連動した人材育成支援(明専寮におけるグローバルリーダー育成事業の支援)
  4. 「明専スクール」の開催 (明専会員が選ばれた就職内定学生に行うトップアップビジネススクール)
  5. 「明専スクールセミナー」の開催(グローバルに活躍している明専会員が持つ高度で専門的な知識・スキルを講義形式で発信)
  6. 明専会員による就職活動指導(就活生にとって大変心強い支援です)
  7. 九州工業大学文化講演会、出前講義、キャリアセンター等への支援
  8. 九州工業大学交響楽団運営費援助・明専杯剣道大会運営費補助
  9. 交流の場である「百周年中村記念館」(大学構内)や「鳳龍クラブ」(東京新橋)の活用
  10. 機関誌「明専会報・Kyutech Journal」の発行
  11. 卒業生名簿の管理及び提供
  12. 全国各地45支部16分会(海外に3つの学友会)で活動
  13. その他目的を達成するために必要な事業

会長挨拶

〈令和6年 年頭所感〉

楽しい絆が育つ明専会に!
=老壮青男女が和気藹々に交流する明専の絆= 

               明専会会長 高原正雄(機43)

 

 新年おめでとうございます。

 明専会会員の皆様におかれましては、新しい希望を胸によいお年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 4年前に発生したコロナ禍は、全世界をパニック状態に陥れて、StayHome、三密、ソーシャル・ディスタンス、緊急事態宣言など、多くの制約条件の中で、大切な家族のケアや、仕事、記念すべきイベント、さらには、経済的な損失など、大きな犠牲を被った方がおられたと拝察いたします。心よりお見舞い申し上げます。しかし、昨年5月からは、その制約条件から解放され、まずはほっとしているところであります。このコロナ禍の3年間、明専会活動もかなりシュリンクせざるを得ませんでした。しかし、いろいろな工夫によって、会員同士の絆の強化と大学・学生支援については、期待以上に推進することができたと評価しております。これも、会員皆様のご理解とご協力によるものであり、感謝申し上げます。

 さて、昨年一年を振り返ると、日本は、毎年のことながら、自然災害の多い一年でありました。代表的なものでは、5月の能登地震被害、6月の梅雨前線は四国・近畿・東海・関東に大雨被害、7月は秋田に大雨被害、9月の台風13号は千葉と東北に大被害、その他もあり、日本各地で多くの人的、物的被害が発生しました。自然災害の度に、明専会本部から全国の明専会支部に会員の安否や被害などを問い合わせて確認した結果、幸いにして大きな被害がありませんでした。これも、会員各位が日ごろから災害に備えた努力の結果だと思っている次第であります。
 一方、世界は年々、どんどん破滅的な方向に進んで行っています。ロシア・ウクライナの戦争は最悪な形になり、イスラエル・ハマスの戦争状態も全くひどい形になりました。国連をはじめ、世界の警察の役割を担っていた国の力も低下して、世界情勢は、これからますます危険な状態になって行くのではないでしょうか。そして、日本の周辺には、質・量においてはるかに大きな軍事力を有する独裁国家が存在し、常に日本に敵意をむき出しているため、少しも安心できない状況になっています。あまり期待はできませんが、今年こそ、世界が一歩でも平和の方向に前進していくことを願いたいものです。

 さて、明専会が現在進めている「明専会2020基金事業 母校愛・同窓の絆強化~」(原資は明専会100周年募金の6400万円)の4つの事業、
 ① 大学研究支援
 ② 学生部活動応援
 ③ 国際ネットワーク強化
 ④ 明トラ活用による絆強化
は、いずれも順調に推進できております。
それに加えて、2025年(令和7年)に明専会は設立110周年を迎えます。これを記念する8つの事業については、すでに企画を終了し、一部は実行状態に入っております。それらの事業の基本は、いずれも明専会の絆を育み、その強い絆と母校愛で大学・学生を支援することであります。その実現のためには、会員数を増やし、盤石な財政的基盤を構築すること、そして、それをベースにして、今まで育んできた明専の絆を「老壮青男女の会員が和気藹々に交流する明専の絆」に発展させることに尽きると思います。明専会110周年記念事業でそれを大きく前進させるために、会長と小笠原特別委員長をトップとした体制で意義ある事業展開を推進して参ります。皆様の更なるご協力をお願いいたします。

 末筆になりますが、皆様にとってご多幸の年になりますようお祈りして、年頭のご挨拶といたします。

 

(いすゞ自動車株式会社 理事)

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