一般社団法人 明専会

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明専会報(第924号):お勧め記事のご案内(2)

2023/05/15 文責者:明専会広報部会

第924号(2023年5-6月号)のお勧め記事の2件目は「退職記念」の記事です。
九州工業大学名誉教授 永瀬英生 先生(開55)がご執筆くださいました。
学生の頃の古き良き思い出や、母校への思いがぎっしり詰まった記事となっています。
是非、ご覧ください。


【退職記念】
九州工大での思い出とともに

開55 永瀬 英生


 本原稿依頼をいただいたのが1年前でしたが、現在も大学に在籍していることを考えると、まだしばらくはこれをまとめなくてもいいのではと安易に思っていました。その背景には、コロナ禍のため2020年3月の最終講義が中止になったことや定年退職を迎えながらも大学に勤められる制度を利用させていただいていることも関係しています。
 ところが、今年になって来訪してくれた研究室のOBから、私が退職したことを知らなかったとの話があり、これは大失態と大いに反省し、急いで本文のまとめにとりかかった次第です。(お許しあれ!)
 以下には、過去の出来事を振り返りながら、これまでの思い出を中心に綴っていきます。

クラブ活動でのこと
 大学に入学したとき、勉学以外で何か特技といったものを身に付けたいと思っていました。当時の学生は大学のクラブ活動に所属している人も多かったので、運動部でも文化部でもどちらでもよく、どこかの部に入ろうと考えていました。そんな折、5月頃にいつも緑色の横縞模様をしたTシャツを着て自転車に乗って大学生協辺りを通っている方をよくお見かけしました。その方は開発土木2年上の安吉一郎先輩で、当時は少林寺拳法部の主将を務めておられた頃でした。何度もお見かけする間に、高校時代からの同級生や開発土木での同級生も入部したこともあって、私も少林寺拳法部に入部することにしました。後々いろいろな体験をさせていただくことになろうとは思いもしていませんでしたが、これも運の尽きならぬ、運の付きはじめになりました。安吉さんとは今でも運命的な出会いだと思っています。
 少林寺拳法部では先輩方からの「しきたり」を学びました。1年生の頃はまだ気力・体力がともに付いていないままに夏の合宿に参加し、毎日の練習に付いていくのがやっとのことで、常にバテバテの状態となる結末でした。合宿の最終日には夜間行軍があり、途中まででとうとう付いていけなくなり、離脱してしまいました。とても情けないことですが、その後の自らを戒める出来事となりました。このような合宿時には、夜、寝付いた頃に先輩から「ストーム」の掛け声とともに何時であろうとも無理やり起こされ、時にランニングがあり、時に少林寺拳法の突き蹴りの練習があって、下級生にとっては迷惑千万でした。しかし、2年生になれば同様に1年生にストームをかけることになり、やられたらなんとやらでしょうか、下級生の皆さん、ご迷惑をおかけました。今ではいろいろな出来事の中で、一つの思い出として残っています。
 また、現在ではありえませんが、当時は新入生歓迎コンパで新入生は必ず潰されるしきたりでした。私も例に漏れず潰されて・・・・・・


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